その辺にある電源を使って、スピーカーの音がどう変わるかやってみました。
経緯
以前からスピーカー周りの電源を変えたいとは思ってはいましたが、なかなか導入に至っていません。
今の部屋鳴りを ”どう変えたいのか?” という具体的なイメージもなかった事や、「そんなに音変わるかな?」と少なからず思っていた事が理由です。そのため”とりあえず買ってみる” という選択肢を選べずにいました。(プラグインやシンセの場合はとりあえず買うのに?)
ですが、スピーカーのセッティングを変更して音が良くなった事をきっかけに、「現状に満足して、試してもいない事は良くない!」と考えを変えました。そこでまずは、家にある電源や、安価な物を使用してスピーカーの音がどう変化するのか試してみようと思います。家にある電源類で音の変化はあるのか?また電源によってどんな特性があるのか検証していきます。
スタジオの環境はこんな感じ。
【使用機材】
スピーカー:ADAM A7X
スピーカーケーブル:KLOTZ MC5000 TRS-XLRオス 1.5m
オーディオインターフェイス:UNIVEERSAL AUDIO apollo twin mk2 Duo
各種電源:全て購入時に付属している物
使用している3P変換プラグ:100円ショップで買ってきた物
スピーカーの電源を繋いでいる場所:壁のコンセント
3P変換プラグで音の変化があるのか、試します。今回使用するのはこちら。
①:100円ショップで購入した電源(以下100円プラグと記載。)※現在使用しています。
②:Motoki Hadaにお勧めされて買った 『オーブ3P/2Pコンバージョンプラグ』1500円くらい(以下オーブと記載。)
この二つを壁コンセントに刺して試聴してみます。どう音が変化するのでしょうか?
現在使用している100円プラグから、オーブへ変更
左右のレンジが広くなり、曲がワイドに聴こえるようにりました。しかしその為か低音の聴こえ方が変わっていまいました。ベースは聴こえるが、キックが少し聴き取りづらくなりました。レンジが広くなったため、低音のフォーカスが合わなくなった感じでした。「スピーカーの角度を変えたほうがいいかな?」とも思いましたが、その前に、スピーカーの設定を変えてみる事にしました。
まずはスピーカーについている低音の設定を下げてみます。現在− 1のため、−1.5にしてみます。ですが更に低音小さくなってしまいました。
今度は逆に上げてみます。マイナス0.5にしました。先ほどより聴きやすくなりました。-1よりも-0.5の方が良さそうです。
低音を上げて調節した後はキックもベースも聴きとりやすくなりました。
なんと言えばいいかわかりませんが、レンジが広くなった分、聴こえる低音の量も広がって、小さくなったように感じたのでしょうか?実際に低音をあげたほうがバランスが良くなったし。
例えが合ってるか分かりませんが、聴こえる音が左右に引き延ばされたので、その分センターにある低音など音も引き伸ばされたので、逆に聴き取りにくくなって、音量をあげることで解決した。という感じ?知らんけど。
オーブに変えるだけでもそれなりの効果を得られました。スピーカーの音は電源に影響を受けると再認識。オーブを使用して音がワイドになったのは良い結果でしたが、もしかしたら曲によっては100円プラグの方が相性が良いかもしれません。今後も聴き込んでみようと思います。
続いて、壁のコンセントに刺した電源タップから電源を取ります。変換プラグはオーブを使用します。
タップ①
壁のコンセントより、キックやベースが小さめ。また高音は大きく聴こえる。低音が小さくなった分高音がはっきり聴こえているのかもしれない。左右のレンジは100円プラグと同じになった。
タップ②
最初に試したタップ①と大きく変わりはなし。キックがタップ①よりも更に小さく聴こえる。
3P変換を使用しないで繋げられる電源タップ
変換プラグを必要としないタップです。こちらも試してみます。
こちらは左右のレンジが広がり、オーブより左右の音が聴き易くなりました。低音のバランスはオーブと同じくらいかな。
結果
どれも違った効果があり悪くはなかったです。ですがあえて優劣をつけるならこうでしょうか。
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家にあった変換しないで挿せるタップ
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オーブを使って壁のコンセントに挿す
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オーブを使ってタップ①に挿す
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オーブを使ってタップ②に挿す
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100円ショップの変換プラグを壁のコンセントに挿す
まとめ
家にもともとあったタップでも十分に音の変化があり、効果があることに驚きました。「そこにいたのか、良い音。」という気持ちです。高価な物でなく、家にある物でもある程度の効果は期待できるようです。ですが、パワーディストリビューターなどを試しているわけではないので、それは今後機会があれば検証してたいと思います。