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Motoki Hada、Roland音源のみで制作をしたカセットEPをリリース

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22/04/2024 By CHR

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Motoki Hada カセットEPをリリース

 Motoki HadaのカセットテープEP「T / R / S / J / M」が4/28にリリースされる。長年Roland製品を愛用、多数の同社製品を所有しており、これらの資産価値を見直す事をコンセプトに音源はRolandのハードウェアのみと自身のRoland愛を詰め込んだEPとなっている。

以下、Motoki Hada本人による作品解説を掲載。

◼️コンセプト

 打ち込みをはじめた時に最初に買ったのが発売されたばかりのRoland XP-50、その後の音楽人生で多数のRolandとBossの機材を買って現在でもレガシー機、現行機を多数所有しています。現在のライブ機材もTR-8S、MC-707、TB-03、RE-202とRolandオンリー。近年の楽曲制作では手軽さを求めてハードを活用する割合が減っているため、機材を見つめ直すため音源は全てRolandのハードウェアのみを使う事をコンセプトに掲げて制作しました。音ネタを使いたい時はMC-707にサンプリングをすることをルールを設けました。シーケンスやリズムは一部を除き基本ハードでプログラミングしてDAWに録音をしました。同期をせずに本体でBPMを設定して録音をしたのでマシン特有の揺れを感じると思います。 EPのタイトルは今回使用した機材へのリスペクトを込めて頭文字を並べたものです。

◼️制作の感想

 当たり前ですが機材のセッティング、プログラミングなどDAWやソフトの操作と比べると面倒くさかったです。特に深い階層に入って小さいディスプレイを見ながらの音色エディットは頭で考えながらボタンをカチカチと操作をするのはストレスが溜まる反面、懐かしさもあり楽しんでいた部分もあります。いつもデモを作る時はDAW(Ableton Live)を立ち上げて、音色やサンプルを選んでの流れが、MC-707を立ち上げてからシーケンスを組む流れに戸惑いと新鮮さがありました。MC-707は今までライブでのオケ出しと少しのシンセパートぐらいの使用と表面的にしか使っていませんでした。音色の発見やエディット、シーケンスを組んでみて今まで知らなかった部分が沢山あったので今後も可能性を探って楽曲制作に活かしたいです。

◼️使用機材

 レガシー機と比べると現行機のほうが使いやすいので、デモ段階ではTR-8S、MC-707、TB-03を中心に使用してレガシー機と音色を聴き比べて音を決めていきました。MC-707、Jupiter-XmはJV-2080の音色を網羅してますが、音の出音と輪郭の精度でJVを採用することが多かったです。TR-808は音は良いですがディケイが調整できないので、曲によってはTR-8Sの方が良い結果になる場合もありました。
 
TB-303 / TB-03 / TB-3 / TR-909 / TR-808 / TR-707 / TR-727 / TR-606 / TR-8S / R-8 / MC-707 / Jupiter-Xm / JV-2080 / SE-02 / SH-2 / RE-20 / RE-202 / ODB-3 / SBX-1
※SH-2はUeno所有物

◼️全曲解説

-Walk Again
 「Go on a walk」のライブ時のアドリブがベースとなった曲です。ライブではTR-8S、MC-707、TB-03でやっていたものにJV-2080のシンセFXやボイスネタ、ループ素材を追加。1小節のシーケンスをベースにアドリブ演奏したものを録音して編集しました。

-Left or Right
 MC-707にサンプリングしてブレイクビーツとベースはSE-02、キックはJV-2080の”Dance”ボードにイメージしていた音色があったのでそれを使いました。そしてディケイのあるTR-808をサブ的に足してます。ハットはTR-606、シンセのアルペジオはJupiter-Xmです。

-Night in the City
 ライブでTR-8Sのみでアドリブ演奏をしていた曲をベースにTR-808のクラップ、カウベル、タムを足した新旧2台のリズムマシンのみです。クラベスの連打はTR-8Sのロール機能。これも「Walk Again」と同様に1小節のシーケンスをアドリブ演奏し録音したものを編集しました。

-Next Adventure
 UKガラージのリズムをMC-707で組む事ことから始めた曲。リズムの音色はサンプルネタ、MC-707、JV-2080、TR-909、TR-727、ベースはSE-02、アルペジオはJupiter-Xm、パッドはサンプル感を出すためにMC-707にサンプリングをして加工したものです。メロディ的な音色はUenoがSH-2で弾いたもので、イメージした音色やフレーズをUenoに伝えていくつかの演奏したオーディオデータを送り返してもらいました。それをトラックの構成に合うようにはめていきました。4:02からのフレーズと音色はこの曲で一番気に入ってます。

-SFTFLR
 TB-303、TR-909、808、707、727とジャケと同じ機材の構成の曲です。其々リズムマシンを弄りながらリズムを構成を考えました。TB-303はロー、ミドル、ミドルハイと3パートで構成。ローはBossのODB3を直列で繋いで微かに歪ませてます。

-3”03”
 TB-303のスイッチをオン/オフの音と電源を入れている時のノイズを3分3秒間収録。ジョンケージオマージュのためほぼ無音。スイッチ音をマイクで撮った音とラインで録音をした音の2トラック構成。
※この曲はDLコードに含まれていません。

【ボーナストラック】
カセットテープ封入特典としてカセット収録曲(3”03”は除く)とSFTFLRの”TB-03 & TR-8S Version” “TB-3 & TR-8S Version”がダウンロードできるDLコードが封入されています。

-SFTFLR (TB-03 & TR-8S Version) (TB-3 & TR-8S Version)
 TB-03 or TB-3とTR-8SのみのACB音源で再現をしたバージョン。音色はなるべくは似せましたが、ピッチやディケイがデジタルでは合わない音色があり。オリジナルのローパート音色のTB-303+Boss ODB3はTB-03、TB-3共に内蔵オーバードライヴで再現しています。

◼️ジャケットデザイン

 音楽機材のカセットインデックスやペーパークラフト、3Dトイをリリースしているフライトレックさんに依頼をしました。以前からフライトレックさんのアイテムをM3で購入しており、カセットインデックスを見てからいつかデザインをお願いできないかと思っていました。デザインのイメージを伝えるとすぐにラフを送り返していただきあとはお任せしました。タイトルロゴのスラッシュ横のカラーはフライトレックさんのアイデアでRolandの機材をイメージした色味になっており、タイトルが際立ったので凄く気に入ってます。

機材をイメージさせるタイトルロゴ
 フライトレックさんはユニークな作品を多数制作されているので是非HPとSNSをチェックしてみてください。
HP(https://flightrec.com/)
X(@flightrec)

T / R / S / J / M / Motoki Hada

  1. A1. Walk Again
  2. A2. Left or Right
  3. A3. Night in the City
  4. B1. Next Adventure
  5. B2. SFTFLR
  6. B3. 3”03”
  7. Bonus Track
  8. SFTFLR (TB-03 & TR-8S Version)
  9. SFTFLR (TB-3 & TR-8S Version)

カセットテープ(DLコード付)
CRT-020 ¥1,500

2024/4/28 M3春2024会場、bandcampにてリリース。
●M3春2024ブース:東京流通センター第二展示場お-31b
●bandcamp(4/28 Open)
※DLコードには「3”03”」を除くカセット収録曲+ボーナストラックの2曲合計7曲がダウンロードできます。



Charterhouse Records · T / R / S / J / M – Motoki Hada

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